「みなさんは発達障害のことを親に言っていますか?」
「みなさんは発達障害のことを親に言っていますか?」とTwitterでアンケートを取らせて頂きました。
みなさんは発達障害のこと親に言ってますか?
— Chikarin!(ADHD) (@chikarino1) May 11, 2016
最終的には155票もの回答をいただきました。
ご協力本当にありがとうございます。
言ってる 61%
言ってない 39%
意外でした。
親に言っている人が多いんですね!
私は実はまだ話していないんです。
明後日カウンセリングに行きます。周りに自分の特性のことをどうやって伝えればいいのか、どうサポートしてもらうのがいいのか。聞こうと思います。親にもそろそろカミングアウトしたい。
— Chikarin!(ADHD) (@chikarino1) 2016年5月15日
私は自分はどうやらほかの人が普通にできることが苦手らしい、そしてそれで困っている、ということを今まで一度だけ親に話したことがあります。
中学生か高校生の時だったと思います。
その時の親の反応は
「発達障害かも…」不安を否定された過去
「何言ってるの!?そんなわけないじゃない!言い訳はいいからやりなさい!」
でした。
それから一切話題にあげることはなくなりましたが、
「やりたいけどできない」「やり方がわからない」「何度やってもできない」と泣きながら訴えました。
その度に「いいからやれ!」「やり方はさっき教えたじゃないか!その通りにすればいいだけだろ!」「なんでいうとおりにできないの!」と言われました。
「発達障害かもしれないと思っていて、困っているし不安だ」と訴えても否定される、という初めての経験でした。
わがままで育てづらい子どもだった
妹と比べて私は、わがままで天邪鬼の育てづらい子どもだったと思います。
学校でもこんなことがありました。
小学2年生の時には既に、教室からの脱走、授業中の立ち歩きは日常茶飯事。休憩時間に1.5km離れた自宅に帰ってたなんてことや、工作の授業が終わっても一人で工作してたり、癇癪を起こして「窓から飛び降りる!」と騒ぎを起こしたり。それでも20年前はまだ発達障害を疑ってくれる人はいなかった
— Chikarin!(ADHD) (@chikarino1) 2016年5月14日
当事者なのに自分でいうのも変ですが、 輪を乱す天才だったと思います。
学校では浮いていました。
集団行動ができず、みんなに合わせるという発想に欠けていました。
そしてそれを悪いと思ったことはありませんでした。
発達障害はここ10年ぐらいで社会的に知られてきた症状で、ご自身が発達障害にも関わらず、そのまま気がつかずに社会に出て苦しんでいる方がたくさんいらっしゃいます。
最近になってマスコミなどで取り上げられるようになってきたものなので親にも先生にも発達障害を疑われることはありませんでした。
発達障害を親に打ち明けるのはいいことばかりとは限らない
環境やその人のおかれた環境によっても、打ち明けるほうがいいか打ち明けないほうがいいかは異なってきそうです。
発達障害を親に打ち明けている人でつらい思いをされた方もいます。
発達障害の俺、医師から「生活保護申請しろ」と言われるも親からは「甘え」と罵られる - https://t.co/GmuZsb3JTf
— ひらてっく@審神者提督 (@hiratech360) 2016年5月10日
発達障害がゆえに申請もできない状態なのか…つらいな。
発達障害と鬱病に理解のない親との同居は暴言吐かれまくりで心休まる瞬間がなく生き地獄だ。障害年金だけで自立は無理だし、地獄とはいえ身の回りのことは自力じゃ無理だから助けてもらってるわけで文句言うなって言われるし…こんな親が嫌なら出ていけと言われる始末…障害者産んどいて開き直りかよ…
— こけしちゃん (@mamenachan) 2016年5月7日
@yuki_y_mama 時々ふわっと「なんでうちの子が発達障害になったんやろ」とか「これから先育てきれるのか」とか、ホントふわっと不安定の波が来るから、まだ完全には受け入れられてないんやろなー。
— ゆき母@育児なぅ (@yuki_y_mama) 2016年5月2日
親とかに言うと「また悲劇のヒロインぶってる!」とか言われるからなぁ...
私は普段自分の親に「ありがとう」すら照れくさくてなかなか言えません。
発達障害について面と向かって話すなんてちょっと簡単にはイメージがわかないです。
しかも昔一度否定されているんですから。
ただ、私は18の時に大学進学と同時に実家を離れたので、もう10年一緒に暮らしていません。
その間に色んなメディアで発達障害が取り上げられたでしょう。
自分の周りの環境を総合的に判断して、今がもう一度話しているタイミングかなと思っています。
理解してもらえたらもう少し生きやすくなるかも
発達障害を言い訳に使うことはしたくないです。
私にはこういう特性があって、私はこういうことは苦手、でもサポートしてもらったり工夫することでミスが減ったり改善できるんだ、ということを理解してもらえたらもう少し生きやすくなるんじゃないかなと思うんです。
発達障害は「しつけのなっていない子」ではない。わざと人を困らせようと思ってやっているわけでもなく、怠けものでもない。
— Chikarin!(ADHD) (@chikarino1) May 14, 2016
脳の特性のために困っている、という人はたくさんいます。
困らせたくてやっているわけでも、わがままを言っているわけでもないということをどうか理解してもらえますように。
最後に、このツイートに頂いたリプライが心に刺さったのでご紹介します。
当事者も周りの人も、それがSOSサインだと気が付ける世の中が近い未来にやってきますように。
そして、私のように親と真剣な話をするのが苦手だったり過去に一度否定されたことのある人間でも、親ともっと気軽に発達障害について話し合えるような社会が実現しますように。
@chikarino1
— TOMMY@フォロワーさんに会ってみたい (@TOMMY1986FTX) 2016年5月14日
「発達障害の困った子」じゃなくて、障害がゆえに、「困ってる子」なんですよね。
環境をその子のために調整してやるのが、福祉だったり、教育だったり…なんですよね。
ストンと心の中に落ちてきました。周りから見た時の困った行動は「誰か助けて!」のSOSサインなんですよね。自分じゃ解決できないよー!という心の声が溢れ出たものが「困った行動」なのかも。 https://t.co/hNXfkrZuwV
— Chikarin!(ADHD) (@chikarino1) May 14, 2016